鳥山 明(とりやま あきら)
1955年4月5日~2024年3月1日(享年68才)
漫画家。「ドラゴンボール」「Dr.スランプアラレちゃん」など名作多数。
ドラゴンクエストのキービジュアル、キャラクターデザインは先生の功績。
以前、すぎやまこういち先生がお亡くなりになった時に、「すぎやま先生に思いを馳せて」という日記を書きました。あれから2年と数ヶ月。
まさかこんな若い年齢で鳥山先生の訃報を聞くことになるとは思いませんでした。
ドラゴンクエストといえば、ドラクエIIのふっかつのじゅもん。
「ゆうてい みやおう きむこう ほりいゆうじ とりやまあきら ぺぺぺぺぺ…」
最初の3名はジャンプのファミコンコーナーを担当していた3人。
ゆうてい、ゲームデザイナーである堀井雄二さんのライター時のペンネームだったそう。
ジャンプとドラゴンクエストは切っても切れない関係で、ジャンプでライターとして活躍していた堀井さんから国産RPG制作の企画を耳にした編集担当の鳥嶋さんが「本気でRPGをメジャーに売っていくつもりなら、最初からジャンプと組んで企画を進めよう」という話になり、発売前からジャンプで制作過程を公開。当時大人気だった鳥山明さんがキャラデザとパッケージデザインを担当することになったというエピソードがありました。
スライムのデザインも、元々は海外産RPGの「ウィザードリー」や「ウルティマ」などから発想を得たドロドロしたイメージを可愛らしいキャラクターに生まれ変わらせた。
海外受けはしないかもしれませんが、あの可愛らしいモンスター達が子供達に受けたのも、今でも沢山の人たちに愛されているのも、あの鳥山先生のデザインあってなんだろうと思います。
アラレちゃんや孫悟空といった子供たちに愛されるキャラクター、物語。
世界的に大人気なのは、鳥山先生の生み出す世界観が誰にも親しまれやすいものだからなんでしょうね。
当日のXはタイムラインに数多くの人たちが鳥山先生の訃報を悲しむポストが流れ続けています。鳥山先生に影響を受けた人がこんなに多いこと。漫画家さん、声優さん、ゲームクリエイターさん、芸能人、鳥山先生が住んでいた街の市長さん。
ドラゴンボールが実在するなら鳥山先生を生き返らせてほしい…。そんな声もたくさんありました。
本当にご冥福をお祈りいたします。