インターネット老人会

Diary
kenmi
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 よくネット界隈で「インターネット老人会」という、キーワードで過去のウェブサイトが取り上げられることがありますが、mixiが20周年を迎えていたという記事を見て、なんだか懐かしい思いがこみ上げてきました。
 Wikipediaの「Category:開設年別のウェブサイト」を見ながら、色んなサービスを振り返っていこうかなーと思います。

1990年後半~2000年代前半のインターネットサービス
 isao.net(DreamcastのSEGAの子会社によるプロバイダ・ウェブサービス)
 Livedoor(無料でダイヤルアッププロバイダとして活躍してた)
 WebTV(テレビでインターネットを楽しめる。Dreamcastでもサービスしてた)
 ジオシティーズ(Yahoo!が提供していたウェブサイト無料提供サービス)
 COOL ONLINE(無料ウェブスペース提供サイト、infoseekに統合。)
 Infoseek(無料ウェブスペース提供サイト、楽天に統合。今はニュースサイト。)
 ぶっとびねっと(今もある無料ウェブスペースサイト。)
 TOK2(無料ウェブスペース提供サイト。現在はサービス終了。)
 ロリポップ!(有料ウェブスペースサイト。)
 KENT WEB(CGI無料配布サイト。当時はこぞってここのCGIでチャット・BBSを作成。)

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 自分がインターネットに初めて触れたのは、1998年。
 あの「Dreamcast」でした。
 当時は高校を卒業して、札幌で専門学校に通い始めた頃。
 電話回線に繋げてインターネットなるものでネットゲームを楽しめるというもの。
 パソコンが無かった自分は、Dreamcastのブラウザでウェブサイトを閲覧し、ジオシティーズでホームページを作れることを知り、HTMLをDreamcastのコントローラーでポチポチ編集(キーボードを手に入れてからはそれは快適で)していたのです。
 当時の無料ホームページスペースはBBSやチャットを公開できるようなサービスは行っておらず、レンタルCGIサービスを使って、自分のホームページのBBSやチャットを運営していたものです。
 ジオシティーズを巣立った人たちが次にシフトしたのはCGIが使える無料レンタルサーバサービス。「COOL ONLINE」をはじめとして、「TOK2」「Infoseek」「ぶっとびねっと」「FC2」など。特にCOOL ONLINEは地域名毎にサーバを建て、人気を博した記憶が。
 一時代を築いたホームページスペース提供サービスは、ブログやSNSへと切り替わっていくわけです。

2000年代に活躍するサービス
 ポストペット(Sonyが開発したメーラー。ピンク色のクマ「モモ」が同じポストペットを持っているユーザーにメールを配達してくれる。Windowsの普及と共に拡大。)
 ハーボット(ホームページやブログに貼り付けられるサービス。アクセスカウンター的使い方や同じパーツを付けているホームページと交流できた。)
 ICQ(イスラエルの会社が開発したメッセンジャーソフト。)
 Skype(Microsoftに統合。)

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 ホームページでのコミュニケーションはメールでのコミュニケーションに。
 様々なメールソフトが生まれる中で、ポトルメールやポストペットといったメールソフトがコミュニケーションを一つのエンタメにした感がありました。
 もちろん、BBS(掲示板)やチャットを使ったホームページの訪問者とのコミュニケーションも。
 更に先に進んでいくと、リアルタイムで1対1、複数人で文字チャットやボイスチャットが出来る「ICQ」や「Skype」というメッセンジャーソフトが生まれてきます。

 らじろぐ(インターネットラジオが流行りだした時代SNS的存在のサイトだった。DJ同士がコラボして長時間放送をするなど、結構活発だった。)
 ねとらじ(FC2が運営するネットラジオサービス。livedoorが運営していたが、途中から経営を譲渡。)
 スティッカム(動画配信サービス。ウェブカメラを使うことで、YouTubeのようにライブ配信が出来た。2023年サービス終了。)

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 ホームページで文字を公開していた時代は声を実際に届ける時代に。
 「らじろぐ」や「ねとらじ」はネットラジオの先駆け的存在だった。今ではスマホを使ってラジオ配信できるサービスが大量にあるけど、当時は少なく、設定の仕方も結構ややこしく、大変だったのを覚えてます。
 ネットラジオが発展して、「スティッカム」というウェブカメラを使って動画配信が出来るサービスも誕生。今では「YouTube」を使った動画配信者が増えたけども、ステッカムが動画配信者を生み出したのはかなり功労者だったんじゃないかなと思います。

SNS発展期
 キングダムオブカオス(世界設定が決められた仮想空間でTRPGのようにキャラクターをクリエイトして、架空の国家を運営していくSNS。)
 キヌガサ(招待制SNS。家入一真社長が立ち上げたことで話題に。)
 mixi(オープン当初は招待制SNSとして一大ブームに。)
 モバゲー(ケータイゲームで拡大。)
 アメーバ(ケータイでも更新できるブログやゲームサービスで拡大。アメーバピグは大人気だった。)
 GREE(ケータイの普及と共に拡大したゲームSNS。)

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 キングダムオブカオスはパソコンとケータイの普及と共に大きくなったテキストを主としたゲームSNS。オリジナルキャラクターを自分で作成し、一つの国の一員となり、国を拡大していくというシナリオを楽しむ。TPRGの要素をネットで行った例としては、すごく盛り上がったと思います。
 時代が進むと自分でホームページを作ることから、より沢山の人と繋がることを目的にSNSが拡大。
 「キヌガサ」「mixi」といった招待制SNSで身近の友達から繋がっていくコミュニケーションは「日記」をウェブサイトで公開する「ブログ」へと発展。
 「ブログ」サービスはケータイの普及で若年層へも発展し、「ブログ」と「モバイルゲーム」「友達作り」へと変わっていきました。

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 今もサービスを提供しているインターネットサイトもまだありますが、終了したサービスも多く、何となく懐かしいなーと思ってもらえたらうれしいなぁと。
 本当はまだまだピックアップしたいものがいっぱいあるんですが、自分がハマったサービスを中心にお届けしました。
 次は何をやりましょうか…。

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