Project:;COLD
Project:;COLD 1 case.613『血の人形・再来事件』(2020年)
Project:;COLD 1.8 case.633『惨劇の五芒星事件』(2022年)
Project:;COLD 2.0 『ALTÆR CARNIVAL』(2024年)
人の財布(2023-2024)
〇公式サイト
〇ALTÆR CARNIVAL
〇Wikipedia
ドラゴンクエストXの初代ディレクター藤澤仁さんが立ち上げた会社「ストーリーノート」が手がける一大ARG(代替現実ゲーム)がProject:;COLD。
とある街のとある高校に通う女子高生6人組で立ち上げた「都まんじゅう」。
彼女たちが次々と謎の死を遂げていく。
それを視聴者(ネット側の人たち)は見るしか無い中、未来の人物と名乗るキャラクターが視聴者に対して彼女たちを助けてほしいと、断片化されたヒントから彼女たちを救う手がかりを探し出し、最終的に死を回避するためにネットに散りばめられた謎を解いていくという壮大なゲームが展開していきます。
謎は様々で、YouTubeでアップされる映像、情報から実際にインターネットに公開されたウェブサイトやX(旧Twitter)アカウント、様々な知識を駆使して謎解きが展開。
視聴者は「融解班」として、物語に参加していくというシステム。
現在、2.0が進行していて、5人の少女がデスゲームに参加していくという物語。
デスゲームに参加している女の子たちを救うというのが真の目的として挙げられています。
今回の物語はデスゲームにガーディアン(守護者)として推しの女の子を守るというのが第一フェーズ。女の子たちを守るためにはYouTubeで生配信される謎をリアルタイムで解いていく。
その謎を最後まで解けなかった女の子は「処刑」と称され殺されてしまう。
そんなデスゲームを回避するために、デスゲームが行われない世界線に物語を改変するべく更に謎解きに挑むというのが最終目標。
その謎解きが一筋縄ではいかない。
融解班の高度な謎解き能力。YouTubeの謎解きですらすごく難しいのにいとも簡単に解かれていく。Linuxの知識を使って実際にウェブサーバをハッキングしてサーバを落とす。
とにかく展開が早すぎて実際の謎解きにはほぼ参加できてないけど、物語が進行していくのを追体験するだけでも胸躍る体験ができると思います。
この記事を書いている時点では少女は3人が亡くなり、ウェブサーバが1時間弱で陥落したところまで。
断片化された様々な情報を隅々まで調べあげ、記憶し、謎に挑む。
最終的にハッピーエンドに繋がるのかどうか、見届ける中で少しでも物語に参加するというのが今のところの自分の立ち位置です。
ちなみに、外伝的物語に「人の財布」なるものがあります。
パルコのオンラインストアで2023年から販売され始めた、「財布」。
その財布には架空の人物が関係しており、その人物が持っていた「財布」を購入することで、レシートや中に入っているアイテムからその人物像に迫っていくという物語。
販売される毎に大人気で完売となり、この春受注生産が決まるも、到着はこの夏から秋になってしまうほど。
自分も2023年の12月末に購入したものの、2月を超え、3月になる今も現物は届いていません。果たしていつ届くのか。
ARGがネットの発展により巧妙に開発されるようになり、追体験がリアルに楽しめる時代。
用意されたゲームの世界を追体験するだけにとどまらず、リアル世界に発展していく物語に自分が参加していくという新しい体験はワクワクするものです。