前回、「Project:;COLDがアツい」って言う記事をまとめたところですが、物語も終盤になるにつれてかなりアツい展開になってます。
謎解きゲームと現実世界がうまく絡み合う展開がすごいなーって思います。
XやYouTubeでも考察が繰り広げられていて、新しい展開が続々と。
そんな展開を生んでいる制作グループが「第四境界」というグループとして活動しています。
前回「人の財布」に関する話にも触れましたが、「行き場の無くなったポケットティッシュ」など、実は「Project:;COLD」と結びついていた物語だったなんてことも。
元々「第四境界」という名前も「第四の壁」という言葉から始まっているのだなーと感じられます。
「第四の壁」っていうのは、演劇なんかで舞台と観客を隔てる架空の壁の事を指し、舞台で繰り広げられる「物語」と観客が存在する「現実世界」とが切り離されている事を意味しています。
謎解きゲームの火付け役となった京都のフリーペーパー制作会社「SCRAP」はパソコンの中で繰り広げられる謎解きゲームを現実世界で体験できるシステム「リアル脱出ゲーム」を作り上げました。
そして、今話題なのがロンドンを中心に広がり始めた「体験型演劇作品」、「イマーシブシアター」です。
2024年には東京に「イマーシブ・フォート東京」という、「体験型施設」が誕生。
「第四の壁」と言われてきた舞台と観客の垣根が破壊され、曖昧になり、「Project:;COLD」でいう「日常への侵食」が始まったわけです。
「ARG((Alternate Reality Game)代替現実ゲーム)」がネットワークが発展して、物語の体験がリアルに結びつきやすくなった今、現実世界との結びつきがとてもしやすくなってきてるんでしょうね。
まだまだ拡大していきそうです。
第四の壁
kenmi