私が見た未来 完全版

book
書籍情報

刊行巻 1巻(2021.10.2)
出版社 飛鳥新社
著 者 たつき諒

kenmi
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 都市伝説界隈で話題となっているこの本。
 どうして話題なのかというと、表紙の一部分に書かれているメモ紙に「大災害は2011年3月」と記載されているから、なんですね。
 東日本大震災を予言したのでは?となっているのですが、今発売された本に予言として書かれていたら、いくらでも付け加えられるんじゃない?って思いがち。
 実は、元々は1999年に発刊された本だとしたら?

 著者のたつき諒さんは元々1975年に漫画家デビュー、94年から98年に雑誌に掲載された作品をまとめた本として「私が見た未来」を発刊し、そのまま引退しました。

 以降、この本は絶版となり、2011年3月の東日本大震災発生以降、この本の表紙の事が話題となり、都市伝説界隈では「東日本大震災を予言した本」として話題に。
 オークションサイトでは10万円を超えるほど。しかも、作者の偽物が予言の真実を語り出すなど、悪い意味で話題となってしまい、22年の時を経て完全版として発刊されることに。

 しかも、今回の帯に書かれているように「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という新しい予言が追加されているという。

 たつき諒さんは、幼少の頃から夢で未来に起きる出来事を見るようになり、そこから「夢日記」を書き留めるようになります。
 そこで、自らが見た夢が予知夢であることに気づき、漫画にして警鐘をならすことになるのですが、この2025年7月が、どんな出来事を指し示しているのか。そして、どんな内容なのかがまとめられています。

 前半が「私が見た未来」。後半が各雑誌に掲載していた「ホラー系漫画」という構成。
 読み込んでいくうちに、2025年7月の真相に近づいていく感じです。
 夢日記に登場する作者の話が本当に現実にならないことを祈るばかりです。

 マンガアプリ「まんが王国」などで見られます。

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